• 寝釈迦 花まつり

     

    毎年6月8日

    於:羽黒山称蓮社釈迦堂

    年中行事

    毎年6月8日は「寝釈迦の花まつり」です。

    この日は、「根本寝釈迦の腰巻おがみ」として、広く知られる独特の信仰が古くから伝えられております。それぞれ持参した腰巻(今は下着)に釈迦堂の御朱印を押してもらい仏前に供え、無病息災を祈願していただき身につけていると「下の世話にならず、清潔に安楽往生できる」と、古来、近郷の人々の間で篤く信仰されて参りました。近年は、遠方からも参詣者が訪れ、老若男女の人々で賑わいを見せております。この日は「年に一度の、おめでたいご縁日」ですので、露天商や特売所も立ち並び、奉納太鼓などの演し物もあり、賑やかなお祭りとなります。

     

    毎月8日も、ご縁日として、本尊を御開帳しております。

    6月8日ほどの賑わいはありませんが、下着への御朱印押し、お守り、お札もお求めいただけます。※御朱印帳へ揮毫する、いわゆる「ご朱印」ももちろん、ございます。

     

    ※当日、下着に御朱印を希望される方は、下着をご持参下さい(現地では販売しておりません)

     

     

     

    釈迦堂の成り立ち、歴史

    羽黒山称蓮社釈迦堂は、時宗阿弥陀寺の境外仏堂(※けいがいぶつどう。離れた境内地に立つお堂のこと)で、開山上人は一誉順西(いちよじゅんさい)和尚と申します。順西和尚は、阿弥陀寺十三世真法(しんぽう)住職のお弟子で寛永8年(1631年)3月、釈迦堂を建立しました。爾来、常念仏道場として今日に至ります。

     

     

     

    本尊について

    本尊は、釈迦牟尼仏(涅槃像)で、通称「寝釈迦さま」と呼ばれる、横になった仏さまです。

    昭和33年(1958年)に県指定重要文化財となりました。涅槃像は、寄せ木造り、漆箔で全長194センチメートル、江戸時代初期の作です。お釈迦さまが80歳の時、クシナガラの沙羅双樹のもとで涅槃(入滅)に入る姿をあらわしたものです。

     

    涅槃像には、二つの説話があります。

    1. 順西和尚が上総の国(千葉県長生郡長南町)三途の台より、みずから担いで来た。
    2. 阿弥陀寺にある古文書順西伝によると「順西は初め、上総の国三途の台で常念仏の願主を勤め、次いで常州江戸崎で大仏常念仏の願主を勤める。そして終わりにこの地に来て長行念仏開基の志願を発す。老若男女の帰依多く、故に寸金の地を得る。江府ならびに遠近の郷村を勧進し浄財を得て一宇を建立、しかるに涅槃の尊容彫刻して安置す、称蓮社と額すが、世にみな寝釈迦と号す云々」とあります。

     

     

     

    釈迦堂の開山上人

    順西和尚は生涯念仏をすすめて堂社に詣で、西に向かえばお念仏を称え、道を歩いても六時の勤行を怠ることはなく、また三年間の無言の行にもお念仏以外は申しませんでした。それゆえに、終焉のとき紫雲がたなびき、弥陀三尊の来迎を授かり正念往生しました。ときに、元禄2年(1689年)7月30日です。結衆の弟子達が法師の像を掘り、安置す云々と古文書にあります。

     

  • アクセス

    住所:茨城県稲敷市上根本2513(羽黒山称蓮社釈迦堂)

     

     

    お車でお越しの場合

    圏央道「稲敷」または「稲敷東」より15分駐車場あり

     

    ご注意!!!

    • カーナビ検索:上記住所ではカーナビで正確に表示されない場合があります。その場合は「株式会社タナカ 新利根工場(住所 稲敷市上根本2562)」で検索してみてください。
    • Google Map:住所で検索すると間違った情報(根本郵便局)が表示されてしまいますので(訂正依頼中)、「稲敷市、寝釈迦」で検索してください。

     

     

     

    公共交通機関でお越しの場合

    関東鉄道竜ケ崎駅からタクシー 10分

     

     

  • お問合せ先

     

    称蓮社釈迦堂 0297-87-2479

    ※釈迦堂への直接の問い合わせは、毎月8日のみ対応しております。

     

    時宗阿弥陀寺 ℡ 0297-87-3169

     

     

     

    メール返信には数日いただくこともあります。お急ぎの場合は上記電話番号までお願いします。